放射線 低線量被曝リスクについて ①
2012年 01月 19日
“生涯100ミリシーベルト?”
国、関係機関は「直ちに体への影響はない」と言う返答に不安を持たれる方が増えております。
ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告で広島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的な安全基準となっています。
今回は、ICRPの防護勧告の基礎データを提供した(財)放射線影響研究所のお話を引用させていただきました。
低線量被ばくのリスク管理について
(財)放射線影響研究所主席研究員児玉和紀先生のお話を引用させていただきました。
「放射線影響研究所では、約 12 万人の原爆被爆者を中心とした調査集団について、長期間にわたる調査をおこなっている。原爆被爆者の被ばくはγ 線と中性子線による一瞬の外部被ばくが主で、これについては被ばく線量が数値化されている。
がん罹患リスクについてみると、30 歳で被ばくしたひとが70 歳に到達した時点での1 Gy(1,000 mGy) 被ばくあたりの全がん罹患リスクの増加は、非被ばくと比べて1.47 倍と推定される。
なお、100 mGy 被ばくの場合には約1.05 倍になると計算できる。
このリスクは被ばく線量に正比例して増加がみられ、低線量域においては約150 mGy あたりから統計学的に有意な増加がみられる。
なお、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)ではこれらを勘案して、幅をもたせて100-200 mGy 以上でリスク増加がみられると結論付けている。
言い換えると、この線量未満では、リスク増加があったとしても検出が困難なレベルと言える。
低線量被ばくでは放射線以外の要因でがんになる確率の方がはるかに大きい。
被ばく線量の低減に努めるとともに、喫煙・食事・運動などの生活習慣の改善ならびにがんの早期発見・早期治療(がん検診受診)が特に重要となってくる。」
この調査は一回の直接被曝が中心で残留放射能を数値化するのは非常に困難で出来てないそうです。
福島の慢性の低線量反復被曝のリスクを答えるデータはありませんと言われてました。
慢性低線量反復被曝のリスクがどうなのかがはっきりしておりませんと言われてました。
国、関係機関は「直ちに体への影響はない」と言う返答に不安を持たれる方が増えております。
ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告で広島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的な安全基準となっています。
今回は、ICRPの防護勧告の基礎データを提供した(財)放射線影響研究所のお話を引用させていただきました。
低線量被ばくのリスク管理について
(財)放射線影響研究所主席研究員児玉和紀先生のお話を引用させていただきました。
「放射線影響研究所では、約 12 万人の原爆被爆者を中心とした調査集団について、長期間にわたる調査をおこなっている。原爆被爆者の被ばくはγ 線と中性子線による一瞬の外部被ばくが主で、これについては被ばく線量が数値化されている。
がん罹患リスクについてみると、30 歳で被ばくしたひとが70 歳に到達した時点での1 Gy(1,000 mGy) 被ばくあたりの全がん罹患リスクの増加は、非被ばくと比べて1.47 倍と推定される。
なお、100 mGy 被ばくの場合には約1.05 倍になると計算できる。
このリスクは被ばく線量に正比例して増加がみられ、低線量域においては約150 mGy あたりから統計学的に有意な増加がみられる。
なお、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)ではこれらを勘案して、幅をもたせて100-200 mGy 以上でリスク増加がみられると結論付けている。
言い換えると、この線量未満では、リスク増加があったとしても検出が困難なレベルと言える。
低線量被ばくでは放射線以外の要因でがんになる確率の方がはるかに大きい。
被ばく線量の低減に努めるとともに、喫煙・食事・運動などの生活習慣の改善ならびにがんの早期発見・早期治療(がん検診受診)が特に重要となってくる。」
この調査は一回の直接被曝が中心で残留放射能を数値化するのは非常に困難で出来てないそうです。
福島の慢性の低線量反復被曝のリスクを答えるデータはありませんと言われてました。
慢性低線量反復被曝のリスクがどうなのかがはっきりしておりませんと言われてました。
by iwakidokan | 2012-01-19 00:26 | 放射能・除染情報